住居・余暇関連総合卸商社の外山産業株式会社(外山晴一社長・三条市南四日町4)は9、10日の2日間、燕三条地場産業振興センターで県央地区最大級の住宅設備機器展示会「ベターリビングフェア2018」を開いており、中小工務店でも「ZEH」(ゼロエネルギーハウス)に対応しやすい同社の新事業も披露した。
太陽光発電、エコキュート、エアコン、システムキッチン、システムバス、トイレ、ガレージ、宅配ボックス、断熱サッシなどの大手メーカーと外山産業グループの計33社が出展し、省エネやエコ商品など新製品や話題の商品など数多くを展示。各メーカーの特徴を比較しながら検討できるのは、同フェアならではだ。
同社では、新事業の「ZEHの家」の提案を初披露している。グループ会社の(株)メッツが住宅の土台、柱、はり部分を高性能な断熱材を使ってパネル化した高断熱・高気密パネルを、現場で組んで、機能検査を行うところまでを商品化。高断熱、高気密住宅を実現して「ZEH(ぜっち)」を実現する。
今後の住宅の方向性の1つとして、家庭で消費するエネルギーと創出するエネルギーの収支をゼロにする「ZEH」化が推し進められている。すでに大手ハウスメーカーは充実させているが、同社の取引先でもある地方のビルダーや中小工務店では対応が難しいところもあると言い、この状況をともに打開しようということも開発の背景にあるという。
初日9日は、取引先を中心に来場し、注目の宅配ボックスや地元(株)コロナの機器、大手メーカーのシステムキッチンなど、それぞれの説明を聞きながら、設備にさわったりして確かめていた。
ベターリビングフェアは入場無料。10日は、午前10時から午後4時まで。