道の駅「良寛の里わしま」(長岡市島崎)と隣接するお休み処「和らぎ家」と「良寛の里美術館」で、4月1日(日)まで「つるし雛(びな)まつり」が開かれており、目を見張るような数のつるし雛が会場を埋めるほど下がっている。
メーン会場は「和らぎ家」。国道116号から南側へ入って「良寛の里わしま」へ向かわずにその先300メートルほどの所に「和らぎ家」がある。直径約20センチの輪から7本のひもを下げ、古布で縫ってエビ、ウサギ、ダイコン、赤ちゃんなどかたどった42個の飾りが結びつけた輪飾りだけで約60もある。
ほかにもミニサイズのものや、手まりもある。「良寛の里美術館」のロビーにも数は少ないが同様の展示が行われている。
毎年9月から2月まで「和らぎ家」で地元の清水シゲ子さんを講師につるし雛教室が開かれており、毎年、つるし雛まつりを開いて生徒がつくったつるし雛を展示している。今回は遠くは新潟市や加茂市から60歳以上の女性を中心に約40人が参加した。
各会場のオフシーズンの集客にもつなげるのがねらいだが、展示にも費用がかかるため、昨年までは見学は無料にしていたいが、ことしから入館料を200円、徴収することにした。ただし、この入館料で展示会場の和らぎの家と良寛の里美術館、さらに隣接する菊盛記念美術館にも入館できる。
18日(日)は午前10時からと午後1時からの2回に分けて材料費込みで参加費1,000円の雛かざり作り体験、11日(日)、18日(日)、25日(日)は良寛の里美術館の喫茶室「指月亭」に抹茶コーナーを設け、参加費200円で抹茶をいただける。
さらに「第2回越後をつむぐつるし雛街道」を開いており、ここのほかに見附市の市民交流センター「ネーブルみつけ」(2月20日〜3月8日)、出雲崎町の北国街道妻入り会館(3月1日〜4月15日)、柏崎市の柏崎市史跡飯塚亭(4月1日〜5月6日)と計4会場が参加してそれぞれつるし雛を飾った。抽選で賞品が当たるスタンプラリーを行っており、すでに「ネーブルみつけ」は終わっているので、これからならスタンプ3つを集めるB賞に応募できる。
「良寛の里わしま」の山田勝駅長は「和島の美術館ゾーンにこの機会に立ち寄って中をのぞいてみてほしい」と来館を待っている。問い合わせは「良寛の里わしま」(電話:0258-41-8110)へ。