加茂暁星高校(飯沼和男校長・加茂市学校町)は12日、三条市立第一中学校(前沢正人校長・ 三条市南四日町1)で英語出前授業を行い、生徒が中学生に対して英語でプレゼンテーションしたり、学校を紹介したりした。
加茂暁星高校から普通科と看護科の1、2年生11人が参加し、午前11時半から第一中1年A組で45分の出前授業。英語スピーチに始まって看護科で学ぶことを話し、外国人観光客について新潟と東京の比較のプレゼンテーション、ラーメン対うどんに分かれてディベートを行い、最後に高校生活について中学生からの質問に答えた。
高校生も中学生もぎこちなかったが、高校生のなかには第一中卒業生も含まれていて、中学生の班の中に入って質問を聞くと、中学生からは「勉強は難しいですか?」、「授業の時間は?」、「どんな部活がありますか?」と率直な疑問が出ていた。
第一中1年の学年委員長でもある佐野奨さんは「加茂暁星の特色やディベート、プレゼンテーションがとても良かった。それと英語で伝えるのは日本語と感覚が違うと思った」と話した。
生徒会長の加茂暁星高校2年川瀬雄大さんが司会役を務めた。川瀬さんは昨年も出前授業に参加したが「昨年は先輩がひっぱってくれたけど、自分が引っ張るのは難しい。中学生の質問にみんなが答えなかったときはどうしようかと思った」と頭をかいた。
加茂暁星高校は平成23年度から「新潟県魅力ある私立高校づくり支援事業〜国際人材の育成〜」に取り組みんでおり、その一環として毎年、近隣小中学校を訪問して英語出前授業を行ってことしで3年目になる。
この日はその皮切り。このあとは13日に再び第一中1年生を訪問したあと、14日に新潟市立中之口中で2回、15日に五泉市立愛宕小で1回、16日に加茂市立加茂中で2回行い、実数で20人の生徒が訪問する。