14日夕方、燕市中央通1で新築住宅の上棟式とあわせて今では珍しくなったもちまきが行われた。
学校が終わる時間にあわせて行ったので、200人近くが集まった。施主や工事関係者らが1階の屋根部分に上がって紅白もちや菓子をまいた。春本番を思わせるぽかぽか陽気のなか、町内に子どもたちの歓声が響いた。
かつて上棟式ではつきものだったもちまきも今では珍しい。この家でもちまきをすることになったのは、施主の妻のたっての希望だった。実家は東日本大震災で津波に見舞われ、三条市が災害廃棄物を受け入れた岩手県大槌町にあり、父は大工。
子どものころのもちまきの記憶があり、「最近、やってないし、わたしも見たいし、子どもたちにも見せてあげたくて」と夫に「もちまきやんなきゃだめだよ」と頼んで実現したもので、子どもたちの笑顔を喜んでいた。