燕市は19日、4月1日付けの職員人事異動を内示した。異動者235人、新採用34人、退職者34人。異動者は昨年の213人より1割多いが、1日付けの職員数も昨年の626人から632人に増え、異動対象者は全体の37.2%になる。
筆頭部長に就く田辺秀男企画財政部長 |
総務部長に昇格する田辺一幸地域振興課長 |
健康福祉部長に昇格する佐藤徳子健康づくり課長 |
水道局長(経営企画課長)に昇格する清野一徳水道局経営企画課長 |
燕・弥彦総合事務組合事務局長に昇格する堀克彦学校教育課長 |
部長級の昇格は4人。田辺一幸地域振興課長(56)が総務部長、佐藤徳子健康づくり課長が健康福祉部長、清野一徳水道局経営企画課長(57)が水道局長(経営企画課長)、堀克彦学校教育課長(57)が燕・弥彦総合事務組合事務局長にそれぞれ昇格。坪井誠産業振興部長が経済産業省関東経済産業局へ復帰し、新たな産業振興部長に経済産業省関東経済産業局の小沢元樹地域経済部企業立地支援課長が就く。
新たに筆頭部長制を導入し、筆頭部長には田辺秀男企画財政部長(58)が就く。市長不在のときは副市長が職務代理者となるが、副市長に事故などがあったときは、筆頭部長が職務代理者となる。通常業務でも月1回の庁議や月曜の部長級の打ち合わせで議長を務める。これまでは総務部長が事実上の筆頭部長のような形になっていたが、部長級の経験の長さなどから筆頭部長を置くことにした。
国や県との人事交流を継続。企画財政課長が県に戻る一方、新たに県職員を農政課長に採用する。
三方崎保育園園長には、新潟市を定年退職した保育園園長経験者を任期付職員として採用する。市職員を園長とするには40歳代となるため、経験のある外部人材を登用することにした。
管理職の若返りと女性職員の登用をさらに推進。管理職の平均年齢は0.61歳下がる。女性職員の登用では、課長補佐以上の管理職で女性の占める割合は昨年より0.8ポイント上がって29.1%、主査以上は昨年と同じ47.0%、合わせると昨年より0.4ポイント上がって38.9%となる。
若手職員の育成に力点を置き、主任級の職員は昨年より3人増え、平均年齢は2.3%ポイント下がって40.1歳となる。
定年退職者のうち14人を再任用する。フルタイム勤務8人、短時間勤務6人の内訳。専門的知識や経験が必要な幼稚園副園長1人を定年延長する。燕市では定年延長は初めて。すべて人事異動については燕市のホームページに掲載している。