新潟2区選出の細田健一衆院議員の妹、作編曲家でピアニストの武永京子さんと音楽を楽しむ会が17日、燕三条ワシントンホテルで開かれ、武永さんと大学時代からの友人のソプラノ歌手、太田郁子さんをゲストに迎えて息の合った演奏を披露した。
2012年に細田氏が衆院選に初出馬するときに、細田氏の後援会に女性会が誕生。その女性会の行事として武永さんの音楽を楽しむ会が開かれるようになり、燕三条ワシントンホテルでは今回で3回目になった。
武永さんは神戸女学院大学音楽部楽器科ピアノ科卒業。2000年まで12年間、布施明のツアーバンドでシンセサイザーを担当した。1989年からNHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」や「ワンツーどん」など数多くの子ども番組にシンセサイザー、ピアノ、チェンバロで音楽制作に参加し、「おかあさんといっしょ」では、細田京子の名前で2曲、編曲も担当した。
最近はスタジオのほかに「アルプスの少女ハイジ」の主題歌や「11PM」のオープニング曲などを歌った女性コーラスグループ 「NECHOES(ネコーズ)」のアレンジ、ピアノも担当してライブを行っている。日本作編曲家協会会員でもある。
ゲストの太田さんは、武永さんと同じ大学で声楽を専攻。フランス音楽コンクール第2位。オペラや宗教曲のソリストとして活躍し、数々のコンクールでの受賞歴がある。2016年には神戸文化会館大ホールでプッチーニのオペラ「蝶々夫人」の主役、蝶々夫人を見事に歌った。神戸女学院大学非常勤講師。関西二期会正会員。神戸フォーレ協会、神戸音楽家協会各会員。
これに先駆けてこの日は新潟市でもふたりで演奏しており、1日2公演。オペラ「椿姫」の劇中歌「乾杯の歌」に始まりエディット・ピアフの「愛の讃歌」、今も何もないのに涙があふれることがあるという2年前に亡くした母を思い出させるドヴォルザークの「わが母の教え給いし歌」、新潟市西蒲区の旧巻町のグループ「アロハフラワーズ」によるフラをまじえた東日本大震災のチャリティーソング「花は咲く」。アンコールに「ブラームスの子守歌」を演奏した。
女性ばかり120人の来場者は土曜の午後、コーヒーとケーキを味わいながら1時間にわたる一流のステージに立つふたりの演奏を聴くぜいたくな時間を過ごしていた。