4月1日告示、8日投開票の燕市長選に向けて3選を目指す現職鈴木力氏(57)の後援会は21日、燕市杣木の旧パチンコ店で事務所開きを行い、支持者ら100人近くが出席して勝利を願った。
必勝祈願の神事を行って始まった。山崎悦次後援会長は、過去2回は無投票当選だったたが、今回は選挙戦になる見込みで、大差をつけて勝利することを願った。鈴木氏はまだ道半ばと話しており、「ぜひとも3期目、4期目も含めてこれからもぜひ燕市政のために頑張ってほしい」。教育に熱を入れている市長の功績にも感謝し、「燕を支える若手も含めて燕市長、鈴木さんの主導のもとで燕がますます発展することを祈っている」と述べた。
来賓の高井盛雄副知事は、鈴木氏は県職で自身の後輩に当たり、県で地場産業や県内産業、観光の振興に長く携わり、その力量を買われて知事政策局の政策監で県庁全体のプロジェクトを進める大きな力として尽力し、「わたしどもは本当に頼りにした人材」。「燕方式という市政の推進に尽力」、「県庁出身なので県のつぼもよく心得ている」とし、「出陣式には米山知事が駆けつける予定だが、ぜひともこれからさらに次のステージでのご活躍に向けてご本人はもとより後援会の皆さま、支持者、関係者の情熱を集めて次の市長にも鈴木さんをということでご尽力いただければと思う」と述べた。
来賓の塚田一郎参院議員、鷲尾英一郎衆院議員、細田健一衆院議員、国定勇人三条市長、小林豊彦弥彦村長、桜井甚一県議、高倉栄県議、中山真二燕市議会議長があいさつのあと、鈴木氏があいさつした。
最後に鈴木氏が決意表明を行った。選挙戦になる見込みでもあり、「これまで2期8年の実績、それから3期目に向けてこんなことをやりたい、それをしっかり市民の皆さまに訴えてまいりたい。そして市民の皆さまから絶大なる支持をいただいて引き続き燕市政を運営させていただきたい」と求めた。
リーマンショックからのV字回復をはじめ、これまでの鈴木市政での取り組みや実績、今後の課題を話したあと、今後の燕市の最大の政策課題は「人口減少社会への対応を中心とした地方創生の推進」で、ひとつは第二次総合計画に基づく3つの人口増戦略、もうひとつは未来の子どもたちにしっかりと燕を引き渡していくための基盤づくりの2つをやらなければならないとし、それぞれ具体的に話した。
「昔を懐かしんでいても何も生まれない。高度経済成長のような世代ではない。人口がどんどん減っていく、どんどん高齢化率が進んでいく社会にこれから私たちは突入する。昔を懐かしむのではなく、今これからのなかで何ができるか、何をやればいいのか。それをともに考えてまいりたい。『やるぞ!燕 進め!未来へ』。オール燕で力を合わせて日本一輝いているまち燕市の実現に向けて取り組み、ともに未来が進んでいこうじゃありませんか。私はその先頭に立って誠心誠意、働くことをお約束し、皆さまがたの大いなるご支援、ご理解を申し上げて私の決意表明とさせていただく」と締めくくった。
妻昭子さんも同席し、事務所入り口で並んで出席者らをがっちり握手して見送った。