三条市は23日、4月1日付の職員の人事異動を内示した。異動対象者は全職員1,058人のうち425件で、組織機構の見直しに関係する43件を除くと例年ベースの382件。部長級の移動は5人で、2人が新設の部長を超える階級「理事」を兼務する。
理事兼総務部長に昇任の駒形一興議会事務局長 |
理事兼市民部長に昇任の渡辺健市民部長 |
建設部長に昇任の笹川浩志収納課長 |
議会事務局長に昇任の渡辺一美福祉課長 |
消防長消防監に昇任の升岡謙治消防本部兼消防署長消防指令長 |
新設の理事は、副市長以下で部長級を超える役職。これまで特命事項による職としていたが、総合計画の政策を推進するため、複数の部に及ぶ案件などをほかの部にまたがって指揮できるようにした。部長級では、大平勲総務部長と大山強一建設部長の2人と消防本部の堀内芳雄消防長消防監が定年退職する。
駒形一興議会事務局長(58)が理事兼総務部長、渡辺健市民部長(56)が理事兼市民部長。笹川浩志収納課長(55)が建設部長、渡辺一美福祉課長(56)が議会事務局長。升岡謙治消防本部兼消防署長消防指令長(56)が消防長消防監にそれぞれ昇任する。
組織機構の見直しでは、人事課を創設した。これまでの課内室を課クラスとした高等教育機関設置室、教育委員会の大崎学園開校管理、旭保育所と裏館保育所の統合によるものなどが主な特徴だ。
国や団体との人事交流では、内閣府や経済産業省など研修派遣が6件。うち1件は株式会社日経BP社への派遣で、三条市から民間企業への長期派遣(1年)は初めてとなる。
東日本大震災以後の福島県関連は、南相馬市への派遣は今年度と同様に1人。相馬市への派遣は、同市の体制縮小により、現在の1人が今年度で引き上げとなり、終了する。
3月31日付の退職者は、定年退職が32人、普通退職などが3人の計35人。新規採用は、正職員15人、保育所関係6人、消防本部関係1人を内示した。異動の詳細は三条市のホームページに掲載されたPDFファイルを以下のリンクからダウンロードできる。