27日の三条は21.5度まで気温が上がり、15日の21.3度を上回ることし最高を記録する5月中旬並みの汗ばむほどの陽気だった。
明け方の最低気温は4.9度。終日、抜けるような青空が広がり、風も弱かった。半袖でも過ごせるほどのさわやかな陽気だったが、車の中は暑くてエアコンなしではいられず、窓を開け放って走る車も目立った。
この日の朝、三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」の食堂「三条スパイス研究所」では、二・七の定期市にあわせて地元食材をふんだんに使った朝定食を500円で食べられる「あさイチごはん」があった。
三条スパイス研究所は、ちょうど2年前のこの日にオープンした。オープンを2周年を記念したメニューは「祝い鯛茶漬け」。ちょっと豪華に新潟県粟島産のタイの切り身をゴマだれで包み、切り身を1切れ食べてから炊きたて三条産コシヒカリにのせ、煎茶を回しかけて味わう、なんともぜいたくな朝食を用意した。
ステージえんがわに通うネコは多い。なかでも三毛猫の「山田」は看板猫で招き猫。寒い冬の間、ほかのネコの足が遠のくなかでも、山田だけは毎日のように顔を見せた。
27日は暖かい陽気に誘われてか、「東雲(しののめ)」もやって来た。ステージえんがわの入り口の柱の前を占有し、あさイチごはんを食べた妙齢の女性客2人が東雲の体をなでてもらうことも。山田はそれを知ってから知らずか、しばらくコンクリートの上で背中をかくようにごろごろしていたが、しばらくたつとそーっとステージえんがわを後にしていた。