ホテルの跡地活用から始まった弥彦村の「おもてなし広場」が30日にグランドオープンするのを前に29日、現地で竣工祭と祝賀会が行われた。新たな弥彦観光の魅力を生み出す観光スポット、周遊観光の拠点、地域のにぎわいの創出と地元のさまざまな期待が詰まっている。
110人が参列し、新たに完成したフードコートで弥彦神社の神官竣工祭を行ったあと、駐車場の仮設テントで祝賀会が開かれた。
小林村長はあいさつで、「おもてなし広場を拠点としてここから弥彦のにぎわいをつくってまいりたい」とし、「このおもてなし広場の完成によって弥彦村に大きな財産ができたと思っている。それは国、県の皆さまに弥彦村というのは、きちっと自分たちの力で新しい村作りを進めていく村だということを理解してわかっていただいて、信用していただいた」と信用を得たことを喜んだ。
「このおもてなし広場をわたしたちの理想通りに完成すれば、間違いなくこれからの弥彦村の村政を運営するに当たり、行政を推進するに当たって大きな力になってくれると確信している」と述べた。
来賓祝辞で、総務省で地方創生を担当した経験のある溝口洋副知事は、弥彦村の姉妹親善友好都市の香川県琴平町の讃岐うどんを粟島浦村のあごだしを使ってフードコートで提供することにふれ、「つながりのある地域間同士が連携をしてそこの特産物を使ったうどんを提供するというのは、わたしの経験から言っても地方創生を絵に描いたような非常にすばらしい発想とアイデア」とし、チャンレジショップも備えていることから「ひとつの建物ができあがったということだけでなく、村の今後の大きな発展の礎となる大変にすばらい施設」と高く評価した。
金谷国彦県議会議長は「この施設の竣工をきっかけに交流人口が拡大し、越後一宮のますますのご神?をいただいて県内外からの観光客が訪問し、村全体が活性化することを大いに期待する」、高橋正県観光協会会長は「わたしたち観光協会もこちらの協会と一緒になってお互い手をとりあってこれからの地域発展のために頑張っていこうという気持ちでいっぱい」と述べ、渡部吉信弥彦神社宮司代務者の音頭で乾杯、祝宴に移った。
は運営会社が設立、5 ...
ケンオー・ドットコム-2015/03/12
弥彦グランドホテルの跡地活用を考えるなかで、村ではおもてなし広場の建設を計画。村議会で強い反対があり、入札のやり直しなどもあったが、地方創生拠点整備交付金が受けることができ、当初は3年で段階的に整備する計画だったが、2年間で完成した。