色鉛筆画やパステルアートを手掛ける三条市の渡辺花子さん(39)の個展「hanacoten(はなこてん) vol.8」が30日から4月1日までの3日間、三条東公民館で開かれており、約75点の作品を展示している。
渡辺さんは、長岡造形大を卒業し、墨彩画を描く新潟市の藤井克之さんを師と仰ぐ。新潟市のアークオアシス新潟店カルチャー教室で色鉛筆教室、三条東公民館でパステルアート入門講座、三条市の下田公民館で大人のぬり絵サークルなどで講師を務めた。その指導用の手本として制作した花や小動物、風景などを描いた優しくやわらかなイメージの作品が並ぶ。
ことしはパステルアートの作品が増えたほか、渡辺さんの作品をデザインしたポストカードやレターセット、メッセージカードなども数多く販売している。
渡辺さんはことし1月、新潟市・県立植物園で初めて作品展を開き、植物がモチーフの作品を展示した。「新しい客層に見てもらえて新境地だった」と渡辺さん。公表につきことし8月から9月にかけて再び県立植物園の展示が決まっており、今度は植物以外の作品も展示したい考えだ。
ことしは7月を除いて毎月のように作品展などの予定が入っている。「hanacoten」も毎年開いて今回で8回を数える。「積極的にやってきたわけでもないのに、8回にもなるといろんなところがつながっておもしろい」と、さまざまな縁や出会いに感謝している。
31日は午前10時から午後6時まで、1日は午後5時半まで開く。入場無料。