新年度が始まった2日、三条市は午前8時半から市役所で新採用職員辞令交付式を開き、新採用の22人に辞令を交付した。
平成30年度の新規採用職員は、一般15人、保育所6人、消防本部1人の計22人。昨年度まで三条市地域おこし協力隊員として下田地域で活動し、下田産の芋焼酎「五輪峠」開発を担当した大滝優斗さん(28)も新採用の1人。平成27年度から三条市が受け入れを始めた地域おこし協力隊を経て市職員となったのは初めて。
市長、副市長、教育長の3役と部長職7人の職員を前に、新規採用者代表の小柳映美さん(24)=燕市=が公務員としての義務を尽くすことを誓う「服務の宣誓」を読み上げた。
スーツを着た22人は、名前を呼ばれて三条市の市章を背にした国定勇人市長の前に進み、辞令書の交付を受けた。国定市長は、「三条市職員に命ずる」と辞令書を読み上げ、「一緒にがんばりましょう」と手渡した。
国定市長は訓示で、みなさんは、社会人としてのよろい、公務員としてのよろい、三条市職員としてのよろい、この3つのよろいを身にまとった。この3つの責務を今日、これから先の長い長い社会人人生の間、まっとうをし続けるその重責を担った。覚悟を決めて、三条市のために徹底的に寄り添い、市民のためになれるような、立派な社会人であり、公務員であり、三条市職員になってもらいたいと、歓迎の言葉とともに引き締めた。
毎年、新採用職員の歩く姿がぎこちなくなるほど緊張感のある辞令交付式。終了後、国定市長は「儀式だからやりますけど、そんなに堅くならずにがんばってください」と笑顔を向けて退席していった。