サクラ、ソメイヨシノの開花が今か今かと待ち遠しいなか、弥彦駅前通りの県道160号弥彦停車場線に1本だけ立つヒガンザクラは2日、満開を迎えていた。
弥彦駅を背に弥彦停車場線を歩いて約100メートル、道路右の歩道にヒガンザクラが立っている。ソメイヨシノの花と色も大きさも似ているので勘違いする人も多いが、付近に数多くあるソメイヨシノが、まだ咲いていないのがソメイヨシノではない、いちばんの証拠だ。
地元の人は、このヒガンザクラが満開になるとソメイヨシノが咲き始めると知っている。ソメイヨシノは今にもほころびそうなほどつぼみを膨らませており、もういつ咲いてもおかしくない状況だ。
この先に3月30日にグランドオープンした「おもてなし広場」がある。2日は月曜にもかかわらず、春本番の暖かい陽気に加えて小中学校は春休み中とあって大にぎわい。昼前は周辺の駐車場には7、80台の車があった。
この通りや弥彦公園にはサクラがたくさんあり、サクラが咲けば県内外から花見客を集める。15日には弥彦観光の願いを託す湯かけまつりが行われ、サクラ咲く弥彦の春の行楽シーズンが本格的に幕を開ける。