任期満了に伴う6月3日投開票の田上町長選への出馬を表明している今井幸代氏(33)の町長選に向けた総決起大会が1日、田上町民体育館で開かれ、約400人が集まって当選すれば全国最年少町長ともなる今井氏の勝利に向けて気勢を上げた。
開会あいさつで高野博後援会長は「田上町の今後を担う若者、とくに皆さまのお子さま、お孫さまのために誰が適任かを知人の方にお願いしていただきたい」と求めた。来賓で自民党新潟県連会長の塚田一郎参院議員、佐藤信秋参院議員、泉田裕彦衆院議員、石崎徹衆院議員があいさつした。
後援会最高顧問の佐藤邦義田上町長は、今井氏を後継指名のようなかたちで推薦したが、「若いけれども行動力、実行力、それから人脈をもった若い力をもった町長予定候補」とアピールした。
今井氏はあいさつで「正直、きのうの夜はあまり眠れなくて、本当に皆さん来てくれるかな、大丈夫かなとすごい不安でした」と声を震わせて始めた。町長選に向けて掲げたスローガンは「心をつなぐ、未来を育てる」。誇れる田上町づくりのための「子育て・教育日本一!」、「福祉対策」、「人口減少対策」、「経済・農業活性化」、「健幸増進対策」、「夢ある町づくり対策」の「6つの柱」などについて話した。
町議2期、7年間の出会いや活動を通じて「いろんな皆さんが町に何かやってもらいたいというところから、町にとって自分たちが何かやらなければだめだと変わってきた。それをやり続けなければいけないし、わたしはその先頭に立たなければいけない。その思いで今回、町長選挙に挑戦しようと思った」。さらに「佐藤町長が私に次を託したというのは、私に期待をしたというよりも、私は町の責任世代と呼ばれる皆さんたちに期待をしたということだと思う」と述べた。
「6つの政策をしっかり前へ進めていけるように皆さんと一緒にこの町をつくっていきたい」、「一緒になてこの田上町を盛り上げていきたい」と支援、協力を求め、「勝つぞーコール」で大会を締めくくった。