4日の三条は21.5度まで気温が上がって初夏を思わせる5月上旬並みの陽気から一転、午後になると寒気が入って花冷えの寒さになって雨も降ったが、県央地域のサクラの開花はさらに進んで市街地では一気に見ごろを迎えた。
弥彦駅前の桜は7分咲きから早い木ではほぼ満開。2日前の2日はまったく花がなく「つぼみふくらむ」だったのに、3日は3分咲きほどになり、いわば開花宣言。そして4日には7分咲き前後になり、早くも見ごろを迎えた。5日にも満開となりそうだ。
弥彦公園の大きなサクラの木の開花はそれより遅いが、4日には咲き始めた。週末には見ごろを迎えそうで、この週末が弥彦の花見客のピークとなるはずだ。
それにしてもことしのサクラの開花は記録的に早い。燕市の春の風物詩、分水おいらん道中は毎年4月の第3日曜に行われており、ことしは15日に当たり、最も早いケース。サクラの開花が間に合うかと心配されたが、おいらん道中が進む大河津分水桜土手のサクラは咲き始め、ライトアップが行われるJR分水駅はすでに3分咲きくらいになっている。本番当日はサクラの花が終わっている可能性が高く、少しでも花が残っていてくれれば御の字。4日は桜土手でぼんぼりのライトの設置工事が行われ、分水駅のライトアップとともに7日から点灯の予定だ。
三条市内でも月岡地内の五十嵐左岸側の崖上に並ぶ道心坂のサクラは3分咲きから5分咲き。本成寺の参道はシダレザクラを含めて満開。本成寺参道入り口付近の市道西大崎西本成寺線のサクラ並木もほぼ満開だ。
本成寺に近いサクラが密集する青蓮華院も満開で、八幡町の八幡宮の境内や公園のサクラも7分咲きから満開。県央地域のどこへ行っても花見が楽しめるくらいだ。
残念なのは天気で、5日こそ晴れ時々くもりだが、その後は週明けまで降水確率が高く、サクラの下での花見はあまり期待できないようだ。