6日から15日の「春の全国交通安全運動」の初日6日、三条市交通安全協会、三条署、三条市は三条市役所三条庁舎前に交通安全指導所を開設し、ドライバーに交通事故防止を呼びかけた。
若山裕副市長、大平健二三条署長、加藤敏敦三条市交通安全協会会長をはじめ、安全協会33人、三条署9人、三条市8人の計50人が参加。指導所の開設を前に午前9時から運動の出発式を行い、悲惨な交通事故が起きないように願うとともに、運動関係者へのいっそうの協力を呼びかけた。
交通安全指導所は、市役所本庁舎側の車線に設置。第一産業道路方面から第二産業道路方面に向かう車を停め、「春の交通安全運動が始まりました。安全運転でお願いします」、「お気をつけて」とドライバーに声をかけ、啓発ちらしと反射材、LEDライト付きボールペンを入れた袋を手渡した。
さらに、反対車線の厚生福祉会館側の歩道では、そろいの黄色い帽子とジャンパーを着た交通安全協会の会員が「交通安全運動実施中」、「シートベルト着用!!」と書いたボードを掲げて立ち、交通安全をアピールした。
ことしの運動のスローガンは、「春風に 一緒にのせよう ゆとりとマナー」。運動の重点は、「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」の4点と、新潟県重点の「横断歩行者の保護」。また、4月10日は、「交通事故死ゼロを目指す日」としている。
三条市では、9日が始業式の義務教育学校となった大崎学園以外のすべての小中学校(小学校19校、中学校8校)で始業式が行われ、新学期が始まった。高齢者の事故防止とあわせて子どもたちを守ることも重要とし、ドライバーには思いやりのある運転を呼びかけている。