二十四節気の「清明」だった5日、三条市の最高気温は前日の21.5度より9.3度低い12.2度にとどまり、花冷えの一日となった。
明け方の最低気温は4.0度で、最高気温は午後1時ころの12.2度だったが、それ以外は日中でも10度台だった。
「清明」(せいめい)は、春分から数えて15日目。すべてのものが清く、生き生きするころ。三条市の市街地では、満開となったサクラの木の下では、暖かそうな上着を着た老若男女が、サクラをながめたり、写真を撮影したりする姿があちこちであった。
旧三条小学校の体育館に沿って並んだサクラの巨木がことしもたくさんの花を咲かせた。三条鍛冶道場の駐車場から花を楽しむことができ、祖父と訪れた女の子は「かわいいね、きれいだね」と笑顔をほころばせていた。
三条市厚生福祉会館の駐車場のサクラは、9本ある木がほぼ満開。西裏館2の裏館コミュニティセンターの公園では、ソメイヨシノがシダレザクラやレンギョウと共演。北三条駅前は満開。五十嵐川の右岸側から見える県立三条商業高校のグラウンドに並ぶ巨木は5分咲き程度。
夜のライトアップも美しい金子新田工業団地の三条工機製作所裏の水路に沿う約20本のサクラは7分咲き程度。ことしも同社がライトアップを行う。