三条市福島新田丁、JAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」では、7、8日の2日間、春のイベント「いちごリンピック」を開き、100人限定の地元産イチゴ「越後姫」はじめ5種類のイチゴの食べ比べなどを行っている。
店内に特設コーナーを設けて開催。イチゴの食べ比べは、同JA管内の農家が生産した「越後姫」と、栃木産の「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」、静岡県産「紅ほっぺ」、福岡県産「あまおう」の県外4種の計5種類を各1個ずつ食べて、一番おいしいと思ったイチゴに投票するもの。両日とも先着100人限定で行い、参加費は1人100円。
初日7日は、午前9時半の開店から大勢が並び11時半までに100人に達し、終了した。結果は、県外産がいずれも10票に満たないなか、「越後姫」が79票と圧倒的多数で1位となった。
「越後姫」は1996(平成8)年に誕生した新潟のブランドイチゴ。柔らかな果肉、強い甘みと香りが特徴。その柔らかさから、遠方への出荷がむずかしく、県内での消費が多い。
同イベント期間中は、イチゴの販売のボリュームを増やし、通常の「越後姫」生産者4件に加えて、 燕市や新発田市などの生産者と新潟県農業大学校の生徒が作った「越後姫」も並ぶ。1パック550円から650円で販売しており、それぞれを購入すれば、生産者による味比べも楽しめそうだ。
このほか、地元菓子店によるイチゴを使った洋菓子や菓子パンの販売もしている。
同店の金子店長によると、「越後姫」の人気は高く、「入荷数の限られている通常は早い時間に売り切れてしまいます」、「今回はたくさん用意しているので、楽しんでほしい」と話していた。