15日に燕市分水地区で行われる分水おいらん道中の見物客をきれいな信号機で安全に迎えようと10日、地元の株式会社和田電機(和田等社長・燕市分水新町1)は昨年に続いて分水おいらん道中会場周辺の交差点で信号機の清掃活動を行った。
分水おいらん道中は地蔵堂本町通りと大河津分水桜並木の2会場で行われる。清掃活動は地蔵堂本町通りと国道116号を中心に昨年より1カ所多い18カ所の交差点で信号機を清掃した。
高所作業車3台、脚立3脚を投入し、社員8人が信号機の点灯部分を布ぶきし、事故のないように交通誘導員7人を配備した。歩行者用信号機も清掃したので、かなりの数の信号機を掃除したことになる。
社長の和田等さん(45)の父、先代会長の昇さんは2年前に75歳で亡くなった。昇さんは長く分水おいらん道中の実行委委員を務め、実行委員長に就いたこともある。昇さんが亡き後、その遺志を等さんなりの形で継ぐことはできないかと昨年、初めて分水おいらん道中前の信号機の清掃活動を行った。
和田電機は東北電力株式会社の配電設備工事を受注しており、東北電力でも地域に寄り添った取り組みに務めていることから、和田電機でも分水地域に何か貢献できることはないかと検討し、信号機の清掃活動を思いついた。
等さんは「少しでも環境美化になり、分水地区の発展につながれば」と願っている。