青空が広がった10日、三条市の市街地ではサクラ「ソメイヨシノ」は終盤を迎え、三条市の山手や下田地域はこれから見ごろを迎える。
三条市の最高気温は15.8度で、前日9日の9.9度より6度高く、穏やかな陽気だった。三条市総合運動公園の通りに面したサクラ並木は8分咲き、芝生広場の山側のサクラ並木は5分から7分咲き程度で、ビニールシートを広げてのんびり過ごす人やサクラ並木の下を散歩する人、写真を撮りに立ち寄った人など、花に誘われるように次々と訪れ、思い思いに楽しんでいた。
総合運動公園にも近い道心坂では、川沿いの古木は5分咲き程度で、大雪被害の影響か、こじんまりした様子。道心坂一般廃棄物最終処分場脇の林道にあるオオヤマザクラ並木も枝が折れている木があり、雪の被害を受けていた。登り口付近では、ソメイヨシノより一回り大きくピンク色も濃い花が8分咲きほどで、上に行くほどつぼみの数が増えていくようだ。
下田地区では、山手に近づくほど開花は遅く、これから順番に見頃を迎えていく。諸橋鐵次記念館では、数本のサクラが八分咲きだが、まだウメが咲いており、巨木は3分から5分咲き程度。枝垂桜はつぼみ。
五十嵐川を挟んだ対岸の院内では、名所のサクラ並木は5分咲き程度。今週末ころには、下田地域もあちこちで見頃を迎えそうだ。