15日の分水おいらん道中は2年ぶりに分水総合体育館に会場を移して屋内開催に (2018.4.14)

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15日に燕市分水地区で行われる第76回分水おいらん道中は、予報では雨で風も強いため、屋内の分水総合体育館に会場を移して行うことを決めた。屋内開催は2016年以来2年ぶりとなる。

開花が早かった大河津分水桜並木は散り始めでなんとか見ごろを保ってくれたのに(信濃川大河津資料館4階展望室から撮影)
開花が早かった大河津分水桜並木は散り始めでなんとか見ごろを保ってくれたのに(信濃川大河津資料館4階展望室から撮影)

午後0時半から、2時から、3時半からの3回に分けてそれぞれ30分ずつおいらん道中を披露する。入場者は完全入れ替え制で、入場には観覧券が必要。観覧券は午前9時からJR分水駅前テント、大河津分水さくら公園内本部テント、分水総合体育館前テントの3カ所で発券し、観覧希望回の観覧券を先着でひとりに10枚まで配布する。

分水総合体育館と大河津分水さくら公園、JR分水駅をそれぞれ結ぶ無料シャトルバスを運行する。観光バスでの来場者の入場は、申し込み受け付け時に案内する。観覧場所の指定や予約はできない。

開催場所、開催事案、シャトルバス

地蔵堂本町通りと大河分水桜並木で行われる予定だったツバメルシェや飲食物販テントなどのイベントは原則、すべて中止。ただ、フルサワ美容室前での人気のおいらん変身コーナーは予定通り午前9時から午後4時まで行い、1人4,000円でかなり本格的なおいらん衣装やかつらを体験できる。大河津分水桜並木では、信濃川大河津資料館内でのお茶を楽しむ会などの催しは予定通り行われる。

せっかく大河津分水さくら公園に広げたテントも無駄に
せっかく大河津分水さくら公園に広げたテントも無駄に

分水おいらん道中は天気が良ければ地蔵堂本町通りと大河分水桜並木の2カ所で行う計画だった。前日に屋内開催を決めたのは今回が初めて。これまでは開催当日の天気を見て屋外開催か屋内開催かを判断していたが、近年はツバメルシェの同時開催など関連イベントが充実したのに伴い、当日判断では影響が大きくなっていた。

信濃川大河津資料館で開かれている特別展示「川と桜と道中の歴史」
信濃川大河津資料館で開かれている特別展示「川と桜と道中の歴史」

そこで前日に判断を可能にするため、午後4時の天気予報で判断できるようマニュアル化してあった。そのマニュアルに沿って今回は初めて前日に屋内開催を決めた。

ことしはサクラの開花が早く、本番当日には大河分水桜並木は葉桜になると思われていた。ところがそれから低温が続いたおかげで奇跡的に本番前日14日でも散り始めとせっかく踏ん張ってくれたのに、天気に見放された。

14日はさくらの紋切り体験会が開かれた信濃川大河津資料館の4階展望室では15日は「お茶を楽しむ会」で茶と菓子が無料で振る舞われる

1年間かけて準備してきただけに関係者の落胆は大きい。14日も大河津分水さくら公園駐車場に広げたテントも無駄になったが、気持ちを切り替えて屋内開催に万全を期すので、大勢の観覧を呼びかけている。

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