三条市福島新田丁、JAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」は15日、一昨年7月29日のオープンから1年8カ月余りで買物客通算50万人を達成し、記念のセレモニーを行った。
50万人目となったのは、長岡市の篠田佳祐さん(31)家族。妻早苗さん(31)と6歳の双子の兄妹、4歳の男の子の家族5人でカートを押し、午前10時55分ころ、ちょうど50万人目としてレジを通過した。
同店の職員がクラッカーを鳴らしてお祝いし、セレモニーでは、同JAの吉田文彦経営管理委員会会長から記念品として、2万円分の旅行券、同JAのブランド米「難関突破米」5?、新潟のイチゴ「越後姫」をプレゼントした。
篠田さん家族の来店は3回目。「今日は、ここに来たいと思って三条に来ました」と、自宅から車で20分ほどの同店での買物を目的に訪れた。早苗さんは、「店内が明るくて、品ぞろえが豊富で、楽しいです」、「新鮮な野菜がお安く買えてうれしい」、佳祐さんも「野菜だけでなく、お酒や肉など、ほかにない物ばかりあるので楽しい」と同店の印象を話した。
50万人目になったことに驚くとともに、おもいがけないプレゼントを喜んでいた。
吉田会長は、「昨年からの追い風が続いていると感じている」と50万人達成に感謝した。オープンから581日目の50万人が早いのかどうかはわからないとしたが、昨年の売り上げは4億3,300万円で、オープン3年目のことしの目標を5億円に設定。売上5億円は、オープン当初は5年後の目標として設定していたものだが、2年前倒しでの目標設定となり、当初の見込みよりはかなり早いという。
今年度は、屋外のテラスにテントをかける計画で、イベント開催や出店など同施設の新たな利用につなげていく考えで、農業や食の魅力、楽しさの発信拠点になっていけたらと話していた。