22日、任期満了に伴う三条市議会議員一般選挙が行われ、定数22に対して3人超過で現職20人、元職1人、新人4人の計25人が立候補した結果、現職20人、元職1人、新人1人が当選した。トップ当選は名古屋豊氏で、その得票数4,268票と3期連続トップはそれぞれ、三条市史上最多の記録となった。
当日の有権者数は、83,397人、投票者総数は45,212人で、投票率は54.21%。旧三条市時代からみても最低だった前回2014年4月27日の57.82%をさらに3.61ポイント下回る史上最低の投票率となった。
午後9時10分から三条市厚生福祉会館で開票が行われた結果、名古屋豊氏(44)が4,268票で、初当選の2010年から3期連続でトップ当選となった。また、新人3人のうち、馬場博文氏(57)1人が当選を果たした。
名古屋氏については、得票数が4,000票を超えたのも、3期連続トップ当選も三条市では初めてのことだった。名古屋氏は、初当選の2,010年に3,304票、前回2014年に3,156票だったが、3,000票台の記録もそれまでにはなく、名古屋氏が初めてだった。それまでは、2006年の田中寿氏の2,902票が最多だった。
名古屋氏は、4,268票の得票について、「本当に多くの皆さま方に支えられて今回の選挙を戦ってきました」と感謝した。そして、総数にこだわるということを密かに思っていたなかで10時半の第一報(1,400票)。私は、選挙事務所としていた実家で母親と2人で聞いた。すでにほかの候補に差をつけられていた発表に、「正直混乱しました」。
あれだけのことを僕自身も4年間、8年間やらせて頂き、その思いをくんでくださって、一緒に活動して下さったのに、こんなことはありえないと思いながらも、現実を受け止めて結果が出る前に皆様にお詫びしなければと思ったと、目に涙を浮かべるように明かした。
しかし思いもよらずこういう結果になりましたと言い、さらに、この数字は、「これはゴールではないんです、スタートなんです」。「さらに、8年前、4年前とも同じことを言いましたが、にこにこ笑っている場合じゃないんです」、「今回の選挙戦を通じて、三条市議会が市民からだんだん遠くへ離れてる存在になっていると感じた」、「私自身も含めて現職の責任」と述べ、4年後少なくとも、女性が2,3人、30代、40代が3人、4人、三条市議会に挑戦するという環境づくりをしっかりやっていきたい」と話した。
また、「みなさんと共に考え、訴えていこうと走りました。4,268人の大きな大きな市民の皆さんの思いが、必ず私の3期目の議員活動とともに動き出すと堅く信じています。よろしくお願いします。これからも名古屋豊とともに考え、行動してください」、深く頭を下げた。
馬場氏の選挙事務所には70人近い支持者が集まり、午後10時半の第1回目の開票速報を確認して、万歳を行った。馬場氏は、「新人のなかで唯一当選させて頂き、とてもありがたい」と感謝し、選挙戦でもたくさんの人と話し、「今後、皆さんの声を市政に届けていいたきたい」と約束していた。
(坂井)