三条市名誉市民・故ジャイアント馬場さんの夫人 元子さんが死去 (2018.4.23)

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全日本プロレスは23日、三条市出身で三条市名誉市民の不世出のプロレスラー、故ジャイアント馬場(本名:馬場正平・1938-99)さんの夫人で元日本プロレス社長の元子さんが肝硬変のため死去したと公式サイトに「訃報のお知らせ」として掲載した。78歳だった。

2016年10月15日に名誉市民の称号の贈呈式で三条市役所を訪れた馬場元子さん
2016年10月15日に名誉市民の称号の贈呈式で三条市役所を訪れた馬場元子さん

ホームページによると、元子さんは4月14日に肝硬変のため死去した。すでに親族だけで19日に通夜、20日に告別式が行われている。

馬場さんを名誉市民にしようと取り組む有志団体「三条の英雄・ジャイアント馬場を名誉市民にする会」(川上真樹会長)が2016年に発足。署名で賛同者を募り、その年の10月15日に元子さんが三条市役所を訪れ、名誉市民の称号の贈呈式が行われた。

翌年17年10月には三条市厚生福祉会館で「三条市名誉市民 ジャイアント馬場 顕彰記念展」が開かれおり、それからまだ半年しかたっていない。

名誉市民の称号を受ける馬場元子さん
名誉市民の称号を受ける馬場元子さん

会長の三条市出身で東京で歌手やボイストレーナーに取り組む川上真樹さん(49)は「すごごく残念。ただただ残念」と驚き、「全日本プロレスが良くなってるなかで、これからというときに。もって見ていてほしかった」と残念がる。

名誉市民の称号の贈呈式では、元子さんが深々と頭を下げたことを良く覚えている。「年齢が近いこともあって、その時の笑顔はお母さんのようなイメージだった」、「ここから名誉市民としての馬場さんを見ていてほしかった」。

馬場元子さんといちばん右が「三条の英雄・ジャイアント馬場を名誉市民にする会」会長の川上真樹さん
馬場元子さんといちばん右が「三条の英雄・ジャイアント馬場を名誉市民にする会」会長の川上真樹さん

顕彰記念展では「プロレスマニアなら誰もが喜ぶような巨人時代のユニホームやチャンピオンベルトなど貴重なものを提供していただいた。体調の悪さを元子さんをそうさせたのかもしれない」と想像する。

国定勇人三条市長はツイッターで「本当に信じられません。ジャイアント馬場さんを名誉市民とさせていただくことができたのも全て、元子夫人の全面的なご協力があったからこそ。衷心より哀悼の誠を捧げます。」と投稿した。

(佐藤)

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