8月17、18の2日間、新潟県燕市で開かれる第6回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会に出場する燕市代表チームを決める燕市予選会が28、29の2日間、燕市吉田野球場で開かれた。燕市内の小学生がメンバーの少年野球10チームが出場してトーナメントで競った結果、昨年、抽選で本大会出場を逃した燕西小野球スポーツ少年団がうれしい初優勝を飾り、燕市代表に決まった。
本大会はスワローズとコラボレーション事業を進める燕市、スワローズのキャンプ地の愛媛県松山市、宮崎県西都市、沖縄県浦添市の4都市の代表1チームずつが参加。会場は各都市回り持ちで毎年開かれている。
ことしの開催地は燕市。昨年は初めて燕市の代表になった、燕南野球スポーツ団が優勝し、優勝カップを製造、提供した燕市に優勝カップをもたらした。
昨年の燕市予選会は決勝で燕南野球スポーツ少年団と燕西小野球スポーツ少年団が対戦し、同点のまま延長2回を行っても勝負がつかず、両チーム優勝とした。しかし、本大会出場は1チームなので抽選を行って燕南野球スポーツ少年団の出場が決まっただけに、燕西小野球スポーツ少年団にとっては優勝しながら代表を逃す悔しい結果だった。
燕西小野球スポーツ少年団は1回戦で吉田ジュニアクラブに先制してリードを守ったまま4-3で下し、準決勝で因縁の燕南野球スポーツ少年団に初回に1点の先制を許しながら2回に大量5点をあげて突き放し、7-4で快勝した。
決勝の南小スターズとの対戦では1回、3点をあげたあと、燕西小6年土田煌捕手の満塁ランニング本塁打で勢いに乗り、1回で大量16点を奪って勝利をほぼ確実にし、投げては燕西小6年相場樹投手が相手打線を抑え、18-3で3回コールドで快勝。ことしで第6回になる本大会の燕市代表の出場権を獲得した。
閉会式では仲野孝教育長から燕西小野球スポーツ少年団に賞状や優勝カップを手渡した。鈴木市長は「本当に1年間、悔しい思いをしてきたと思いますが、きょう見事にその思いを晴らすといことで本当にすばらしいゲームだったと思う」とし、燕市で開催されることしの本大会に「燕市のチームの代表としてほかのチームの選手の分も大いにすばらしいプレーをして2連覇してほしい」と期待した。試合の結果は次の通り。
■1回戦
小中川バッファローズ(11-0)吉田北小スピリッツ
吉田ジュニアクラブ(11-1)分水少年野球団ベアーズ
■2回戦
分水ジュニアベースボールクラブ(5-0)小池野球スポーツ少年団
南小スターズ(11-9)小中川バッファローズ
燕南野球スポーツ少年団(8-4)燕スピリッツJrスポーツ少年団
燕西小野球スポーツ少年団(4-3)吉田ジュニアクラブ
■準決勝
南小スターズ(14-8)分水ジュニアベースボールクラブ
燕西小野球スポーツ少年団(7-4)燕南野球スポーツ少年団
■決勝
燕西小野球スポーツ少年団(18-3)南小スターズ
(佐藤)