道の駅「漢学の里 しただ」=三条市庭月=は、リニューアルオープンからちょうど5年になった28日、「5周年祭」を開き、大型連休初日の穏やかな陽気のなか、大勢の人でにぎわった。
2013年の4月28日のリニューアルの翌年から毎年、地域や利用者への感謝しようと開いている。ことしは、地元下田地域で生産する材料で作ったしただ産豚汁の無料配布、大谷地和紙の道の駅限定記念きっぶプレゼント、ヤギとふれあいコーナー、飲食マルシェ、フルート生演奏、山菜販売、フリーマーケットなどを行った。
この季節は、豊富な種類と手ごろな価格が人気の山菜を目的に市内外から来館する人も多く、午前9時のオープンを前に30人ほどが並んだ。
この日は、ウド、コゴミ、コシアブラ、ワラビ、ウルイ、タラノメ、フキ、ミズナ、ギョウジャニンニク、モミジガサ、フキノトウ、ネマガリタケなどの山菜が、1袋100円から300円程度で並び、好みの山菜をさっと手に取る人や、「どうやって食べるの?」と納品している生産者らに料理方法を聞く山菜初心者など、今しか味わえない季節の味を次々と買い物かごに入れていた。
しただ産豚汁の無料配布は用意した300食は1時間ほどでなくなった。最高気温18.0度と爽やかな晴れ間が続き、屋外では、新緑の景色を眺めながら、フルート演奏を聴いたり、飲食マルシェを味わったりして、ゆっくりと楽しんでいた。
(坂井)