弥彦村初の地域おこし協力隊1人に1日、委嘱状が交付された。翌2日から一般社団法人弥彦観光協会(神田睦雄会長)に勤務し、おもてなし広場の運営サポートや弥彦観光の情報発信に取り組む。
地域おこし協力隊に委嘱されたのは、新潟市中央区出身の遠藤佑香さん(35)。任期は来年3月30日までだが、最大で3年間の更新の可能性がある。
遠藤さんは飲食業に就いた経験が長く、この4月末までパン屋で働いていた。「気持ちが落ち込んだり、リフレッシュするときに弥彦へ来ることがある」と言い、古事記や日本神話に興味があると言う遠藤さんにとって弥彦は特別な場所だ。
「そんな神社を中心としたまちで生活してみたい。新潟市から1時間も離れていないのに全然、雰囲気も違うし、山に囲まれた場所がすごく魅力的で、歴史とまちについて知りたい」と地域おこし協力隊に応募した。
地域おこし協力隊となって「自分が体験して楽しんだことを発信していきたいし、いろんな人と知り合いたい」と期待を膨らませ、「いずれ弥彦のボランティアガイドもやってみたい」と張り切っている。
弥彦村は昨年春から地域おこし協力隊を募集し、東京で開かれた新潟県主催の地域おこし協力隊募集イベントにも参加したが、昨年度は応募がなく、この4月になって遠藤さんから応募があった。村では引き続き地域おこし協力隊を募集している。
(佐藤)