家庭用包丁シリーズ『庖丁工房タダフサ』を製造販売する株式会社タダフサ(曽根忠幸社長・三条市東本成寺)は、1日から3日までの3日間、「タダフサ初夏の工場まつり」を開き、工場見学などのほか、愛用の包丁を再生可能かどうかプロの目で診断する「包丁のお医者さん」を初めて行う。
工場まつりでは、研ぎ直し教室、持ち込み包丁の即日研ぎ直し、工場見学(研ぎ直しの現場のみ)、包丁の刃と柄を選んでカスタマイズする「家庭用包丁のマイチョイ」ステスト販売、「切れすぎるステーキナイフ」販売などを行う。
最終日3日のみの特別出店のイベントとして、「木遊び・木のアクセサリーをつくろう」(関川木工所)、「天然砥石の特別販売」(フチオカ)、「笑顔のキッチンカー」(酒場カンテツ)の出店もある。
初開催の「包丁のお医者さん」は、さびたり、欠けたり、折れたりして使えなくなったと思っている包丁が再生可能か、毎日、包丁と向き合っている職人が診断。曽根社長も白衣を着て診断するという。
同社では、包丁が単なる調理道具というモノとしてだけではなく、暮らしのパートナーになっていたり、親子で受け継いだり、ときには形見としてなど、大切に扱う場面が増えてきているということを聞いていた。
その大切な包丁がよみがえることができるかもしれない、また、使わずに眠っている包丁もメンテナンス次第で使うことができるようになれば、再び、大切なパートナーになることができるかもしれないと、企画した。
診断は無料で、研ぎ直しや型直し、柄入れ直しをする場合は、費用がかかる。
また、研ぎ直し教室は、参加費1,000円。当日も受け付けるが、電話で予約をした人を優先する。
「持ち込み包丁の即日研ぎ直し」は、サイズなどに応じて、料金が変わり、15センチ未満が500円、15センチ以上20センチ未満が1,000円、20センチ以上1,500円。
タダフサ初夏の工場まつりは、午前9時から午後5時までで、最終日3日のみ午後4時まで。入場無料。なお、正午から午後1時までの1時間は、工場見学、研ぎ直し、研ぎ直し教室は昼休憩となる。
(坂井)