東インドの古典舞踊「オリッシーダンス」とインド古典音楽の生演奏を無料で鑑賞できる公演「インド・ナイト」が11日夜、燕市大曲の安了寺で開かれ、100人近くが来場して熱気あふれるなかでインド伝統の芸術を味わった。
三条市八幡町の徳誓寺の副住職でインド太鼓タブラ奏者の福井智弘さんとその妻でオリッシーダンスを学ぶ智美さん夫婦が中心となって数年前から行っている公演。古典音楽はインド音楽を中心とした企画プロデュース集団「でぃがでぃな エチゴ」のメンバーの智弘さんがタブラ、新潟市東区の斉藤勇さんが弦楽器のシタールを演奏する2人のユニットが出演。東インド古典舞踊は智美さんの先生の東京の篠原英子さんと教え子の山崎春さん、新潟市西蒲区の渡辺佳子さんの3人が出演してインド東部に伝わる古典舞踊を踊った。
安了寺の庫裏(くり)を会場に廊下の窓を背に演じた。窓の外の境内には、満開の県指定の天然記念物「八王寺の白藤」が広がる。日が暮れるとともにフジ棚に下がるちょうちんが浮かび上がり、ユニークな取り合わせを楽しむことができた。
オリッシーダンスでは踊っている途中で何度も来場者から大きな拍手が起こり、会場全体が一体になって盛り上がった。翌13日午後5時から弥彦村麓6590、広福寺でもほぼ同じ内容でインド・ナイトが行われる。入場無料。
(佐藤)