水防・防災フェスタは悪天だったがミズベリングが本格始動 (2018.5.14)

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13日、三条防災ステーションで信濃川下流水防・防災フェスタが開かれ、あいにくの風雨で参加者は1,600人にとどまった。

13日開かれた信濃川下流水防・防災フェスタ
13日開かれた信濃川下流水防・防災フェスタ

洪水の時期を前に水防団を中心とした水防訓練と楽しみながら水防を体験して学べる防災フェスタが同時に行われた。

水防訓練には消防団が三条市から2方面隊、新潟市から4方面隊と加茂市、田上町が参加。積み土のう工法、改良積み土のう工法、月の輪工法を実践して技術を学び、確認した。

水防訓練の閉会式
水防訓練の閉会式

防災フェスタは、防災に直結する災害支援車や排水ポンプ車の展示から、子どもたちに人気のふわふわ遊具やポニーふれあい体験など、イベント満載だった。

水防・防災フェスタは三条市か新潟市を会場に毎年開かれており、三条市では3年ぶり2回目。天気に恵まれず、スタート時に雨が風が強まって今回の目玉だったヘリコプタークルーズと熱気球の搭乗は中止になった。

新潟地方気象台が出展
新潟地方気象台が出展

参加者は前回の三条での開催は6,000人にのぼったが、今回は水防400人、防災1,200人の1,600人にとどまった。しかし会場を訪れた人の満足度は高く、「いやー、楽しかったね!」と子どもの手を引いて帰るお父さんもいた。

一方でふだんは顔が見えない新潟地方気象台が昨年の新潟会場に続いて出展し、気象実験や風速計の展示も行って親子に人気だった。

ことしの三条防災ステーションはこんな風景が日常になる
ことしの三条防災ステーションはこんな風景が日常になる

今回は同時に「ミズベリング三条」の始動とも位置付けられた。2016年9月に三条防災ステーション周辺は河川敷地占用許可準則に基づく都市・地域再生等利用区域「ミズベリング三条」に指定されたが、これまではイベントの会場に利用されたていどで、定期的な取り組みがなかった。

ことしは水防・防災フェスタを皮切りに本格的な活用を行う。ふわふわ遊具は毎日利用でき、タープを常設。炊事場やかまどが7月に完成する。今回、中止になったヘリ子プータークルーズと熱気球はこれから月1回行うほか、ポニー体験やカヌー・Eボート体験も不定期で行い、日常的に三条防災ステーションでにぎわいが生まれる。

(佐藤)


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