15日から31日まで三条市下田地区の高城城址とその登山道「ヒメサユリの小径」で「越後三条・高城ヒメサユリ祭り」が開かれるのを前に、13日、同所で安全祈願祭と登山道の整備などが行われた。
同日のヒメサユリの花は、開き始めで数えるほどだが、開花が近いぷっくりとしたつぼみも多く、祭りの開催とともに可憐な花を楽しめそうだ。
安全祈願祭は、午前8時からヒメサユリの小径駐車場=三条市森町=で開き、祭りを主催するヒメサユリの小径・白鳥の郷運営委員会(渡辺和芳会長)のヒメサユリ部会(小島昇部会長)、森町自治会、高城保存会、ボランティア活動として登山道の清掃に参加する北越銀行の「北銀まごころの会」(18人)の計約60人が参加し、同所を訪れる人たちの安全を祈った。
続いて、小雨が降るなか、祭り期間中に開設する山菜やコメ、笹団子などを販売する店のテントやのぼり旗の設置。あわせて、草刈機や熊手、竹ぼうきなどを手に、登山道の清掃や整備を行った。
同日も少しずつ登山に訪れている人がおり、ウグイスの鳴き声も聞こえる新緑のなか、一足早くヒメサユリの花を楽しんでいた。
群馬県の女性は、今回が2回目で、来週、10数人の登山グループで八木ヶ鼻まで歩くというコースの下見で訪れた。「以前、来たときよりもヒメサユリが増えたみたい」、「来週は混みそうね」と、つぼみを見ながら、柔らかな緑の中でピンク色の花々が揺れる景色を楽しみにしていた。
(坂井)