16日の三条は真夏日に迫る29.7度まで気温が上がり、2日の27.9度を上回ることしいちばんの暑さになった。
明け方の最低気温は16.3度で、毎正時の観測では午前10時の27.0度で25度を超え、正午の29.1度から午後2時の29.3度まで29度台が続いた。
夕方になっても28度前後と気温の高い状態は続き、午後8時の24.5度で、ようやく25度を下回った。夜遅くになると小雨がぱらつく所があった。
予報では天気は下り坂で、17日から19日までは雨が降る。14、15日の「三条祭り」は珍しく雨の心配がいらない好天に恵まれた。週末の19、20日は燕・戸隠神社の春季大祭で、予報では18日から19日にかけて大雨のおそれがあるが、その後は回復して20日の予報は曇り時々晴れ。予報通りなら19日の宵宮までに雨があがり、雨を免れる。
三条祭りでは、たくさんの人出でごった返した三条市・八幡宮の境内は、230を超す露店がひしめいてたのが夢だったかのようにひとつ残らずなくなった。拝殿では、みこしをばらす木づちの音などが響いた。すっかり日常の静けさを取り戻した境内で午後から舞殿で太々神楽が奉納された。
真夏のような日差しがぎらぎらと照り付け、数十人ほどが見物に訪れて拝殿に上がるなど日陰を求めてゆっくりと過ぎる時間を過ごしていた。
境内の池ではカキツバタと思われる紫や白の花が咲いている。カキツバタは夏の季語。「立夏」の5日を過ぎたことをあらためて実感させられる。また、ツツジの花壇では花の密を求めてジャコウアゲハと思われる黒いチョウが花から花へと飛び渡っていた。