一ノ木戸小4年生がアユの稚魚約1万5千匹を五十嵐川に放流 (2018.5.18)

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五十嵐川漁業協同組合(飯塚喜一組合長)は17日、三条市荻堀地内で五十嵐川に一ノ木戸小学校4年生112人からアユの稚魚約15,000匹を放流してもらった。

一ノ木戸小4年生がアユの稚魚約15,000匹を五十嵐川に放流
一ノ木戸小4年生がアユの稚魚約15,000匹を五十嵐川に放流

午後2時から、下田大橋下で放流。放流したアユは、体長約5センチ、重さ約4グラムの稚魚。新潟県水産振興協会が、昨年春、海に下った稚魚を野積で採取して育て、そのアユが10月中旬に産卵し、ふ化した稚魚。同漁協では、本年の放流目標22万尾のうちの12万尾を3月末に購入し、同漁協の池で成長させている。

霧雨が降り、五十嵐川からも霧が立ち込めるなか、児童たちは水しぶきをあげて元気よく泳ぐアユの入ったバケツを川まで運び、そっと水の中に入れた。

茶色い水が音を立てて流れる五十嵐川の中に消えていくアユたちを少し心配しながら、「元気に育ってね」、「どんどん大きくなってね」、「がんばれよ〜」と声をかけて放した。

川面に霧が立ちこめる
川面に霧が立ちこめる

児童たちは、アユはどっちに向かって泳いでいくの?、何を食べるの?、どうして放流するの?と漁協の人たちに質問し、理解を深めていた。

飯塚組合長は、放流したアユは、ことしの秋まで五十嵐川にいて、産卵をすると死ぬ。生まれた稚魚が、えさを求めて海に下り、来年の今頃、川に戻ってくると説明、アユは1年で一生が終わる一年魚と話した。

五十嵐川では、7月1日がアユの友釣りの解禁の予定で、投網は8月1日の予定。

(坂井)

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