野口五郎さん、郷ひろみさんとともに「新御三家」と呼ばれた歌手の西城秀樹さんが16日に急性心不全のため63歳で死去していたことが17日、わかった。この日の夜、カラオケのあるスナック「デラックス」(燕市本町1)では、西城秀樹さんの曲を歌って追悼する客がいた。
複数の客が「ヤングマン」や「傷だらけのローラ」をカラオケで歌った。「ヤングマン」を歌ったのは30代半ばの男性。「ヤングマン」が流行したのは生まれたばかりのころだが曲はしっかり覚えている。
「追悼する意味できょうはこれしかないでしょ」と熱唱。サビの「Y.M.C.A」と歌う部分では、店内にいた10人の以上が両手で「Y.M.C.A」4文字を表現するパフォーマンスとともに大合唱となった。
「デラックス」は来年で開業60周年。店主は2代目の今井喜之さん(50)で、西城秀樹が一世を風靡したころは小学校低学年だったので、細かな記憶はないが、「二度も脳梗塞に倒れて、それでも頑張ってたのに残念」と話した。この夜もそうだったように、「今も誰かが西城秀樹さんの『ヤングマン』を歌うと、なぜか世代を超えてみんながあのパフォーマンスをやります」と言い、西条さんの早い死を惜しんでいた。
(佐藤)