弥彦山登山道の表参道ルートは、冬の大雪による倒木や崩落で危険カ所が複数あるため通行禁止になっているが、18日に行われた村の登山道修繕工事の入札で落札業者が決まり、6月末までに通行止めが解除されることになった。
8件の入札があり、株式会社小林組(小林一夫代表取締役・弥彦村麓)が489万円で落札した。工期は5月18日から7月16日までだが、施工条件に現場は6月末までに完了のこととあり、遅くとも7月になれば登山できる。
昨年暮れ、弥彦山登山道の表参道ルートはで3合目付近と6合目付近で雪による倒木や登山道崩壊が発生したため、村と弥彦神社で協議して通行止めにした。
ことし入って1月半ばの大雪で13日には倒木のため、新潟市の60歳女性が死亡する事故が発生。登山口の入り口に立ち入り禁止の規制線のテープを張ったりバリケードを設置したりして通行禁止を徹底してきた。
毎年、弥彦の春の観光シーズンを告げる湯かけまつりにあわせて弥彦山の山開きを行っている。ことしの湯かけまつりは4月15日行われたが、登山道が通行止めのため延期。通行止めが解除されしだい、できるだけ早く山開きを行いたい考えだ。
一方で弥彦山の登山道が通行止めのため、弥彦山に連なる角田山、国上山を登山する人は例年より増えていると言われる。村などへも弥彦山登山道の通行止め解除の日程に関する問い合わせも多く、6月末までの通行止め解除の周知に努める。
(佐藤)