19、20日の燕市宮町、戸隠神社(星野和彦宮司)の春季例大祭を華やかに彩る万灯の練習風景を見学する「燕三条まちあるき」が16日行われた。
燕三条まちあるきは、地元のナビゲーターや職人たちとともに燕三条地域をまちあるきして新たな燕三条にふれてもらおうと春と秋の年2回、各種コースを用意して行われている。この日は春の燕三条まちあるきの一環で行われた。
戸隠神社の春季例大祭は若連中は万灯を引いて木遣(きやり)音頭と伊勢音頭を歌い、木場小路万灯組では「お玉」、横町万灯保存会では「踊り子」と呼ぶ小学生の女の子が伊勢音頭にあわせて踊る愛らしい姿が人気を集める。
本番1週間ほど前から行われるそのけいこ風景の見学をメーンにしたコースで、燕市役所燕庁舎を集合場所に戸隠神社まで歩いてまず神社の歴史を聞いてから神社裏の集会所でけいこする木場小路万灯組、第一生命ビルでけいこする横町万灯保存会を見学。さらに帰り道の横町集会所でけいこしていた例大祭の露払い役を務める上横町神楽保存会の獅子神楽も見学し、約5千歩ほど歩いた。
新潟市と見附市から夫婦2人を含む6人が参加。踊り浴衣を来て踊る小学生の女の子の一生懸命な姿に目をうるうる。日中は夏の暑さだったが、夜は心地良い風が渡り、夕涼みがてらのようなまちあるきだった。
両万灯組からオリジナルの手ぬぐい、戸隠神社からマスコットキャラクターのつばくろちゃんの置物の土産もあって大満足。燕三条まちあるきは、地元との人とコミュニケーションできるのが魅力と話すリピーターもいて、疑問に思ったことを気軽に関係者に質問していた。
(佐藤)