三条市議会は21日、4月の改選後初めての臨時会を開き、新しい顔ぶれの22人の市議がそろい、議長に阿部銀次郎市議(自由クラブ)、副議長に岡田竜一市議(新しい風)を決めた。
午前10時に開会。議長が決まるまでは、年長議員が臨時議長となることから、横山一雄市議が臨時議長を務めた。議長選挙は臨時議長の指名推薦とし、各派代表者の打合せ会などで了承済みの阿部市議を推薦し、全会一致で新議長を決めた。副議長は、議長推薦として岡田市議を決めた。
阿部議長は就任のあいさつで、「再度、議長ということで身の引き締まる思い」と述べ、合併して14年目の三条市は、人口は減少の一途で10万人を割り込み、経済に与える影響は大きい。三条市はその解消のために、約296億円を使い、ものづくり大学はじめ多くの計画を実施しようとしているが、市民が安全で安心して暮らせる、そして、若い人たちが安心して子どもを産み育てることができるまちにするために、審議機関としての役割をしっかりと果していかなくてはならない。
また、今回の選挙では投票率が過去最低の54%だったことを受けとめ、議会に対する市民の関心を高めることができるのか考えていかなければならないとし、各議員の協力を求めた。
岡田副議長は、「この度の選挙の状況を踏まえまして、与えられた任期のなかで、副議長としての職務を全うしていきたいと思っています」と述べた。
阿部議長は、昭和22年1月20日生まれ、71歳。三条市上保内在住。県立加茂農林高校卒業、職業は農業。平成7年4月23日に旧三条市議会議員に初当選して、3期、現三条市議は5期目で、合わせて8期目。議長職は、平成20年6月13日から22年4月30日まで務めており、2回目。
岡田副議長は、昭和39年3月27日生まれ、54才。三条市上保内在住。神奈川大学卒業、職業は議員。平成22年4月25日、三条市議会議員に初当選し、3期目。
(坂井)