新潟県三条市の花「ヒメサユリ」の開花にあわせて15日から31日までヒメサユリが群生する三条市下田地区・高城地内の「ヒメサユリの小径(こみち)」で「越後三条・高城ヒメサユリ祭り」が開かれており、日曜の20日は大勢の登山者でにぎわった。
期間中は毎日、ヒメサユリの苗や新鮮な地元の採れたて野菜と山菜の販売している。それに加えて20日は先着100人に無料のおにぎりサービス、笹(ささ)団子やコメ2kgが当たるお楽しみ抽選会、地元森町のあんにゃ会「精和会」の焼きそば販売が行われた。
朝から五月晴れながら気温は低めで絶好の登山日和。朝は160台収容の駐車場が満杯になり、宇都宮や練馬のナンバーの車に群馬県からの大型バス2台も。登山者には200円の維持管理協力金を求めており、午後1時までにざっと500人が訪れた。
ヒメサユリ祭りを運営しているのは、森町ヒメサユリの小径・白鳥の郷運営委員会のヒメサユリ部会。部会長の小島昇さん(77)=三条市森町=によると、ヒメサユリノの花は六、七分咲きの見ごろを迎えており、ことしの開花は昨年より約1週間ほど早く、次の週末までは見ごろが続くと言う。
小島さんは「(ヒメサユリ祭りにあわせて)ちょうどいいあんばいに花が咲いたのに翌日から雨で」とこぼす。19日までに延べで約200人の登山者しかなく、「天気が良ければ結構、来る」とこの日のにぎわいを喜び、これからに期待していた。
(佐藤)