三条、燕、加茂、田上、弥彦の県央地域5市町村でつくる「県央基幹病院設置に係る道路等環境整備促進期成同盟会」は23日、平成30年度総会を開き、平成35年度の開院を目指す県央基幹病院の周辺の環境整備や(仮称)石上大橋下流橋建設の促進などを重点目標とする平成30年度事業計画などを決めた。
同期成同盟会は、救命救急センターを併設した基幹病院の早期開設に向け、5市町村が一致団結し、道路など環境整備の実現に関する事業などを行うため、2015年に設立した。
午前10時から三条市のジオ・ワールドビップで開き、国定勇人三条市長、鈴木力燕市長、3市町の首長代理、5市町村の議会議長が出席。
会長の国定勇人三条市長はあいさつで、県央基幹病院の基本設計の概要が本年2月に示されたが、建設地周辺の幹線道路は慢性的な渋滞が発生している実態で、しっかり取り組んでいかなければならない。また、燕市のみなさんからも強く頂いている冠水対策も万全を期していかなくてはならない。
さらに、403号バイパス、289号バイパス、石上大橋下流橋の整備なども必要と思っていると述べ、同総会では「意識を統一するすり合わせを行わさせて頂きながら、引き続きの活動を展開して参りたい」と協力を求めた。
議事では、平成29年度の事業報告、収支決算、平成30年度の事業計画(案)、収支予算(案)について、すべて原案通り決めた。平成30年度事業計画では、昨年5項目だった重点目標から、「道路財特法の補助率に係る特別措置の継続」を除いた次の4項目を再び重点目標に決め、運動を展開するとともに、関係当局に要望し、事業の早期実現に期待した。