三条市太極拳協会(久住正也会長・会員140人)は、太極拳に親しんでもらおうと毎週土曜の午前6時半から三条鍛冶道場駐車場でだれでも無料で参加できる早朝太極拳を行っている。
2年前から会員有志が集まり、朝のラジオ体操のようなイメージで30分ほど太極拳を行なっている。日の長い5月から9月までの5カ月間、市民への太極拳の普及と会員の練習を兼ねて続けている。
ことしの初日は18日。雨だったのでサブ会場の三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」の軒下で行い、指導員資格をもつベテランから入会したばかりの初心者まで12人が参加した。
指導員と向き合って準備体操してから、中国医学に裏付けられた体操「練功(れんこう)」、入門太極拳、24式太極拳と行い、太極拳で気持ちのいい朝をスタートした。
同協会では、「太極拳は、日常では見る機会が少ないが、静的な動きを基本とするものなので足腰への負担も少なく、年齢や運動経験にかかわらず、健康体操としてだれでもできる」、「病後に医師にすすめられて始める人もいるくらい」とし、気軽な参加を呼びかけている。
太極拳のまち宣言をしている福島県喜多方市でも朝練習が行われており、「喜多方の朝は太極拳で始まる」と言われるほどで、三条市でもラジオ体操のように市民に親しんでもらえたらと願っている。
早朝太極拳は、9月までは「二・七の市」が開かれる2と7のつく日を除く土曜に行っている。参加費は無料で事前の申し込みも必要なく、誰でも飛び込みで参加できる。服装や履きものに決まりはないが、動きやすい服装での参加を勧める。詳しくは事務局の鈴木さん(電話:0256-46-2254)へ。
(坂井)