三条市・三条署五ノ町交番向かいの地蔵を祭る社で6月2日(土)、3日(日)と行われる地蔵様祭を前に27日朝、地元の人たちによる草刈りが行われた。
社は信濃川に架かる瑞雲橋のたもとに近い土手下にある。地蔵の由来は良くわからないが、毎年6月の第1土、日曜に地蔵様祭が行われている。2日は午前10時から午後6時まで、3日は午前8時から午後1時まで祭壇や垂れ幕を飾り、地蔵に着物を着せ、外にのぼりを立てて、地元の人が一杯やりながら番付きをする。2日は午後4時半から八幡宮による祝詞、5時半から乗蓮寺による読経もある。
地蔵様祭に向けた草刈りも毎年恒例。本町六丁目の五ノ町自治会が町内に呼びかけて行っている。約20人が参加して午前9時から1時間がかりで草を鎌を使ったり手で引っこ抜いたりした。汗ばむくらいの五月晴れ下で気持ちのいい作業。取った草は三条市のまち美化ボランティア袋の大袋で30袋近くにもなった。
地蔵のわきにはわずか7段の石の階段がある。ただ地蔵のためだけというのではなく、自治会長の山口肇さん(50)は「生活道路にもなっていてよく使われるので、見通しが悪いと危ないので」とも話していた。
(佐藤)