三条市の地域おこし協力隊でハンドパン奏者の久保田亮平さん(20)とパリを拠点に活動するhybrid leisureland(ハイブリッドレジャーランド)さん(43)をゲストに迎えた公演「スパイスとハンドパンを楽しむライブ」が26日、三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」で行われ、地元では珍しいアンビエントなサウンドを楽しんでもらった。
久保田さんが演奏するハンドパンは金属製の新しい楽器。久保田さんは今月、地域おこし協力隊になったばかりだが、すでに三条市内で数々の演奏を行って認知度が急速に高まっている。
ハイブリッドレジャーランドさんとは以前からの知り合い。ハイブリッドレジャーランドさんは、パリでアーティストビザを取得し、ヨーロッパでアンビエント、エレクトロニカミュージシャンとして活躍している。久保田さんのセカンドアルバムにもハイブリッドレジャーランドさんも参加するという。
アンビエントは一般に環境音楽と言われる。はっきりした旋律や小節といった概念にとらわれず、自然や空間のなかに溶け込むように自由にサウンドが流れていく。
民族音楽をたしなむ人や未体験の音楽に興味のある人など、定員の30人を超す来場があった。知らず知らずのうちに瞑想に引き込まれていくようなサウンドに日常の音楽とはまったく違う感覚を味わっていた。
演奏後、出演者2人それぞれの楽器の回りも来場者が取り囲み、それぞれの演奏方法を聞いたり、音を出させてもらったりして興味津々だった。
(佐藤)