三条凧協会(高橋一夫会長)と三条市は2、3日の2日間、ことしも三条防災ステーションを会場に「三条凧(いか)合戦」を開き、19の凧組が六角巻凧で技を競い、勝負する。
三条凧合戦は県指定無形民俗文化財で、毎年6月の第1土、日曜に開かれている三条の初夏の風物詩。凧は六角形で、横骨2本と中骨1本のタケ3本と和紙でできており、中骨を抜いて芯にしてくるくると巻くことができることから「六角巻凧」と呼ばれており、三条が発祥の地とされている。
合戦は、19の凧組が赤白のエリアに分かれて対戦。空中で糸をからめ、対戦相手の糸を切ったり、凧を落としたりして獲得した得点で成績が決まる。
初日2日は、各凧組による凧揚げが主で、2日目の3日は、イベントやアトラクションも開かれる。初日は、昼食休憩の正午から午後1時までを除いて、午前9時から午後4時まで合戦を行う。
2日目の3日は、午前9時から開会式を行い、午前中はアトラクションなどで、合戦は午後1時から4時まで。9時半から子供凧揚げ、10時半からアトラクションを行い、きらきら保育園(和太鼓)、一ノ木戸小学校(三条凧ばやし)、三小相承会(和太鼓)が演奏を披露する。
11時15分からの凧合戦デモンストレーションは、昨年の赤白優勝の2組が合戦を披露。11時半からの小凧抽選会では、小学生を対象にくじを引いてもらい、抽選で習字の半紙3枚分の大きさ3枚ドの六角凧を15人にプレゼントする。
両日とも午前10時から午後4時まで、凧グッズや物産の販売、ふわふわ遊具、自由凧揚げ広場開放が行われる。あわせて「三条凧(いか)マルシェ」が開かれ、飲食や雑貨など18店ほどが出店する。
観客の駐車場は、瑞雲橋側の会場と道路をはさんだ向かい。
(坂井)