三条市岩渕、内山農園(内山徳寿代表)では6月24日に、洋菓子店patisserie ROOTSとコラボレーションした野菜スイーツ付の収穫体験「大地の恵みをスイーツで〜収穫体験だけじゃない週末のススメ〜」を初めて開く。
同日は、午前9時45分から受付開始、10時から園主の内山さんに話を聞きながらコマツナの収穫体験。10時半から野菜ケーキのティータイム、11時15分に終了する。
定員は20人。参加費は、1人1,000円。ケーキを食べない子どもは無料。予約制で、定員になったら締め切る。
コメや野菜をメーンに生産している内山農園では、燕三条「畑の朝カフェ」の開催や各団体からの依頼を受けて収穫体験を実施するなど、野菜や農業の魅力を消費者に直接、伝える取り組みも行っている。
生産した野菜は、スーパーや給食などのほか、燕三条地域を中心に飲食店にも納品しており、さまざまな料理の一部となって提供されているが、より親しみやすいスイーツの分野でも野菜を使ってもらい、その魅力を伝えられたらと考えていた。
また、同農園を通して、地域の魅力ある店舗を知ってもらえたらという思いもあり、昨年11月に三条市須頃1にオープンしたROOTSのシェフパティシエ更科賢祐さんに提案し、商品開発からのコラボレーションが実現した。
ティータイムに食べてもらう野菜を使ったスイーツは、「内山農園のこまつなロールケーキ」。ペースト状にしたコマツナをたっぷりと使った、甘さ控えめのヘルシーなケーキ。優しい緑色と真っ白な生クリームで、見た目も爽やかだ。
更科さんはお菓子作りで、カボチャやサツマイモなどのスイーツの定番を使うことはあるが、それ以外の野菜を使うのは初めて。コマツナの味というよりは、ケーキとしての美味しさを前提に仕上げた。更科さんの子どもが葉物野菜が苦手と言い、「じつは(野菜が)入っていたんだよ」と食べたあとでわかり、野菜嫌いの子どもでも「(野菜が)食べられたね」と言えたらいいですねと話していた。
「内山農園のこまつなロールケーキ」は、コマツナの収穫体験をしたあとのティータイムで味わってもらう。
また、イベント終了後からま期間限定で、ROOTSの店頭でも販売する予定だ。
「大地の恵みをスイーツで〜収穫体験だけじゃない週末のススメ〜」の参加申込みは、内山農園のホームページ内のイベント欄、もしくはメール(uchiyama.nouen@gmail.com)で受付けている。
(坂井)