三条凧協会(高橋一夫会長)は2、3日の2日間、三条防災ステーションで「三条凧(いか)合戦」を開いており、初日2日は、青空のもとで合戦を繰り広げた。
町内や同業者などでつくる19の凧組が参加。三条防災ステーションの芝生広場を合戦場に、白組9、赤組10に分かれて、相手の凧組の凧に糸をからめ合戦を行い、2日間の得点の合計で競っている。
午前中は、風がなく、吹いたと思っても風向きがすぐに変わって糸を絡めることがむずかしく、ほとんど合戦のない状態。午後からは、風も吹き、次々と空中戦を展開。午後4時の終了時間まで走り回った揚げ師たちの顔は、日に焼けて真っ赤になっていた。
合戦場前の凧協会の物販コーナーでは、各凧組の凧の図柄の六角凧コースター(1枚150円)や、ビニール製の小凧(300円より)なども販売しており、凧を購入した子どもたちは、自由凧揚げ広場で早速、凧揚げを楽しんだ。
また、以前から凧合戦のルールがわかりにくいという声もあることから、同協会は今回、「三条凧合戦のルール」と題した合戦の説明書をA4サイズ裏表で製作し、来場者に配布している。
会場の水防学習館前では、飲食など18店が並んだ「三条凧マルシェ」も行われており、家族連れや夫婦など子どもから年配まで幅広い年齢層の約2,200人(三条市発表)が来場。テントで日陰を作った休憩スペースのROKKAKUテラスで、かき氷を食べたりしてゆっくりと凧揚げを見物していた。
翌3日は、午前9時から開会式やアトラクションを行い、凧合戦は午後1時から4時までの実質3時間。9時半から子供凧揚げ、10時半からアトラクションを行い、きらきら保育園(和太鼓)、一ノ木戸小学校(三条凧ばやし)、三小相承会(和太鼓)が演奏を披露する。
11時15分から凧合戦デモンストレーションと題して、昨年の赤白優勝の2組が1対1で合戦を披露。11時半からの小凧抽選会では、小学生を対象にくじ引きの抽選会を行い、3枚ドの大きさの六角凧を15人にプレゼント。赤白の各優勝組を当てて投票し後日、当選者には抽選で賞品がプレゼントされる優勝当てクイズも行われる。
(坂井)