2、3の2日間、三条防災ステーションで開かれた三条凧(いか)合戦は、19の凧組が赤白に分かれて熱戦を繰り広げた結果、赤組の東三条五月会がことしも最高得点で優勝して8連覇を達成、白組は上町組が6年ぶりの優勝を果たした。
2日間とも晴天に恵まれた。午前中は、初日は風がなく、2日目はアトラクションなどを行った。両日とも午後からは、青空に吸い込まれるように凧が揚がり、次々と合戦が行われた。
相手の組の凧と糸をからめて操り、空中で糸を切ったり、凧を地上に落としたり。地上では、「よし、絡んだろ!」、「糸、引けっやー!」、「走れっやー!」と、合戦恒例の三条弁の怒号が飛び交い、揚げ師たちは技術の真剣勝負を展開した。
2日間の合計得点で、順位を決め、午後5時半からの閉会式で発表。日焼けで開会式とは別人のようになった揚げ師たちが整列するなか、8年連続の最高得点56点を獲得した東三条五月会に白龍旗、白組優勝の上町組に吠虎旗、それぞれに優勝カップなどを三条凧協会の高橋一夫会長が授与。このほか、技能賞を謙信組、殊勲賞を風神組、敢闘賞を三武会が受賞した。
また、2日間の来場者数は、延べ24,500人(主催者発表)。内訳は、水防学習館前で同時開催した「三条凧マルシェ」に2日2,200人、3日4,300人の計6,500人。三条凧合戦の合戦会場に、2日6,000人、3日12,000人の計18,000人としている。
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