田上町選挙管理員会(坂上俊雄委員長)は、3日の町長選と町議補選の投開票から明けて4日、それぞれの当選者に当選証書を付与した。
午前10時から町役場で坂上委員長から当選者一人ひとりに当選証書を手渡した。町長選に初当選した無所属新人の佐野恒雄氏(71)は当選証書を受け取ると「ありがとうございます。町民の皆さん一人ひとりのために精いっぱい頑張ります」と述べた。
町議補選では、当選した無所属新人の藤田直一氏(66)、同じく渡辺勝衛氏(70)、無所属元職の中野和美氏(55)、共産党元職の高橋秀昌氏(67)の4人に当選証書を手渡した。
坂上委員長はあいさつで、「これから田上町は新しい感覚、新鮮な想像力など改革が不可欠」として、田上町の発展のために尽力、活躍を願った。
佐野氏は報道関係者の質問に答え、「きのうはまだ当選した実感がわかなかったが、女房と娘と3人なって初めて実感がわいた感じ」で、「当選の喜びは、きのうのうちに終わり。きょうからは責任の重さを感じて気持ちを切り替えていかなければという心境」と話した。
これからの町政運営は「生き残りをかける、そんなつもりでこれから町政をしっかりと先頭に立ってやっていきたい」、財政の問題もあるが「町民の方々のご意見を聞いてわたしのスローガンの『みんなと決めて みんなと進める』そういう思いでやっていきたいとし、町営バスや清掃センターの建て替えなどの公約は「やれるものから実現していきたい」と述べた。任期は22日から4年間。
(佐藤)