三条市内の障害者施設で作られる製品の販売や施設の利用者が運営スタッフを務める店舗「スマイル本町」(三条市本町2)で7日、フラワーアレンジメント教室が開かれた。
スマイル本町で年に1、2度、昭和初めの歌を弾き語りで披露している「縁竹縄(えんたけなわ)」こと加茂市の行政書士高橋正芳さん(39)が初めてスマイル本町で主催したイベント。講師はその妻で三条市内の花屋で働く「縁竹子(えんたけこ)」こと高橋千香子さん(37)が務めた。
女性ばかり10人が参加し、紙コップを花器に利用し、バラのベビーロマンチカ、スプレーカーネーション、ラベンダー、カモミール、ミントなどを使い、フラワーアレンジメントがきれいに見えるポイントなどの指導を受けながら30分ほどで完成した。
参加した生け花の経験もない女性は「難しいけど、教えてもらってなんとか思ったよりうまくできました。食卓に飾ろうと思ってます」と処女作に大満足だった。
高橋正芳さんは、県内各地の高齢者福祉施設なを回って「唄めぐり」と称したボランティア的な演奏活動に取り組んでいる。歌以外の楽しみがあってもいいのではと考えをめぐらせ、とりあえずいちばん頼みやすい妻を講師に今回の教室を企画。これからもいろいろな趣向のイベントを提供したい考えだ。