三条美術協会(鶴巻純子理事長・会員75人)は8日から10日までの3日間、三条東公民館で「第19回三条美術協会展」を開いており、初日8日は開場式を行い、幕を開けた。
午前10時からの開場式には、会員や来賓など40人余りが出席。開会あいさつ、来賓祝辞に続いて、テープカットを行い、開会した。
4月に就任し、初めての協会展を迎えた鶴巻理事長は開会のあいさつで、「わたしにとっては第1回展が昨日のことのよう」と、1991(平成3)年9月に、名誉市民で現鶴巻理事長の父の三郎さんが初代理事長となって設立された同協会の最初の会員展を振り返った。
各部門の代表の方々が、我が家に何度か足を運ばれ、三条市の文化の発展に少しでもお役にたちたいと相談を重ね、ようやく第1回展の運びになったわけです。
残念ながら、当時の代表メンバーの方々はもういらっしゃいません。今の我々の活動をどう見守って下さっていらっしゃるでしょうか。たぶんよくやっているなとみてくださっていると、わたしは肯定的に想像しています。というのも継続のむずかしさを思うからです。
こうして19回を迎えられたのは、市長さまはじめ関係各位のご協力のもと、やはり会員のみなさまの純粋に芸術を愛し、会のことを思う気持ちの賜物と信じています。どうかこの気持ちを忘れずに、続いていってほしいものだとせつに願っています。どうぞ、日常を忘れて芸術鑑賞に浸って頂きたいと思います。
三条美術協会展は、午前9時から午後6時まで、最終日10日は午後4時まで。
日本画11点、洋画8点、彫刻8点、工芸9点、書道25点、写真13点の計74点の会員の作品を展示しており、9日午後1時半から作品解説会を開く。午後1時半から日本画と工芸、2時から洋画と書道、2時半から彫刻と写真の部門を会員が解説する。
(坂井)