無所属の新人3人が立候補した新潟県知事選の投開票が10日、行われ、元副知事で前海上保安庁次長の花角英世氏(60)が当選を果たし、「ふるさと新潟を元気な、暮らしやすい新潟県にしていく」と集まった支援者を前に約束した。
花角氏は、テレビで当選確実が伝えられたあと、新潟市・新潟グランドホテルの支援者らが待つ会場に午後10時50分ころ入り、万歳三唱のあと、「お集まりの皆さん本当にご支援ありがとうございました」とあいさつし、目を潤ませた。
「会場においでの皆さんをはじめ、県内各地、あるいは県外からも多くの方にご声援を頂き、ご支援、ときには厳しい叱咤(しった)激励をいただき、なんとか、なんとか、この勝利を勝ち取ることができたと思っております」、「最初に決意表明をさせていただいたときには、こんなにも大変な選挙だとはまったく思っておりませんでしたけれども。いやー、あの、ほんとに右も左もわからないまったくのど素人であったわけですが、多くの皆さんに支えていただき、なんとか。途中、折れそうな感じのときもありましたけど、厳しいご指導を頂きながらもなんとかできたかなと」感謝した。
今後については「選挙期間中通じて、県民の皆さまにお約束してきたことがいっぱいあります。これらの実現に向けてしっかりと取り組んでいきたい」。「そして、ふるさと新潟を元気な、暮らしやすい新潟県にしていくことを、あらためて皆さんにお約束をしまして感謝の言葉にさせて頂きます」と決意を示し、多くの支援に感謝した。
(坂井)